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リフォーム写真 これから定年を迎え、新しい生活を謳歌させる団塊の世代の方々のリフォームについて、最近自宅のリフォームを完了した当社の団塊の世代代表(昭和22年生まれ)から、長年のリフォーム業界での実績と、自宅のリフォームで得た経験から、心得とポイント・まとめを簡単にご紹介させて頂きます。

 

心得その1

新居に引っ越したとたんに高齢者の具合が悪くなることがあります。新しい環境に対応できる年齢というものがあるからでしょう。新しい環境への対応力がなくなってしまうと、新しく・快適な住まいも、その人にとっては、毎日がストレスの連続で、とてもくつろげる住まいではなくなってしまいます。リフォームは精神的にも肉体的にも結構疲れるものです。大規模なリフォームになればなるほどこの傾向は強くなります。年をとれば、リフォームそのものが大変面倒にも思うようになります。また、リフォームに関するアイデアも浮かばないですし、頑張りもききません。これからリフォームをされる団塊の世代の方々にとっては、最後のリフォームと考え、いずれ行うべきことであれば、一日も早く、この機会に思い切って出来るだけの事をするように考えましょう。

 

心得その2

リフォームというと奥様が主導権を持って進める事が多いようですが、団塊の世代の方々のリフォームはぜひともご主人様が主導権を握って頂きたいと思います。(これくらいの意気込みでやっと半分くらいの決定権を得たとお考え下さい。) 男性は、家庭での過ごし方、時間の使い方をこれからマスターしなければならないのに対して、女性は既にマスターしているのです。

 

 

ポイントその1

リフォームの重要なポイントになってくるのが、やはり水廻り。トイレ、洗面所、お風呂、キッチンとどれをとっても生活に欠かせない設備です。これらの設備に関しては、妥協することなく、将来を考えた自分達に適したものをご選択下さい。また、間取りにも十分に配慮すべきです。寝室の近くにトイレがあってよかったと、必ずいつか感じます。また、ダイニングとキッチンとの関係、キッチンの熱源は電気式が良いでしょう。お風呂の深さや材質、洗面台と洗濯機の位置関係など、ないがしろにされがちですが、気付かないうちに毎日の生活の中で、結構不便な事をやっているものだと認識してください。

 

ポイントその2

今まで、会社のため、家族のためと頑張ってきた、ご主人様。時間を気にせず自分の時間をゆっくりと過ごせる空間を作って下さい。リビングの一角にご主人様の机が置かれているのではダメです。ちゃんとドアがあり、防音壁で囲まれているくらいでもやりすぎではありません。広さとしては、4.5畳くらいあると良いですが、スペースにも限りがありますので、3畳くらいでもかまいません。 趣味の盆栽や模型、ビデオ鑑賞などを、時間を気にせず満喫することが出来る空間を必ず確保してください。

 

ポイントその3

この際、冷房はそれほど重要ではありません。暖房に関してはぜひとも床暖房を導入して下さい。床暖房は体感しないとその快適さは理解し難いのですが、だまされたと思って取り入れても絶対に後悔は致しません。快適に寒い冬を楽しめます。

 

ポイントその4

バリアフリー=段差をなくすと考えられがちですが、本来の意味としては、障壁を取り除くということです。家の中の段差は当然ながら、間取りそのものも障壁になりえますし、あるべきところに手摺等がないことも障壁になります。今現在必要でなくとも、将来的に簡単に取付が出来る準備はしておくことは重要です。老化が進めば体力だけでなく視力も低下します。危険な箇所などは、目立つ色などでサインを出すことなども大切です。

 

ポイントその5

あまりそんなことを考えたくありませんが、家庭内事故で一番多いのが、「転倒」です。この問題は、バリアフリーと一緒に考えなくてはなりませんが、転倒をしないように段差を解消すると共に、転倒しても怪我をしない環境も考えます。転倒が多いサニタリー空間などは、クッション性のあるコルクなどがお勧めです。

 

 

まとめ

 

□ 元気なときがリフォーム時!
水廻りなどを変える工事ですと、在宅ではできない事もあるので、体調が良くないとリフォームは無理です。


□ タイミングをのがすな!
そのうち、そのうちとなかなか思いきれないものです。例えば、マンションで大規模改装があるとか、子供が独立したときとか、何かのタイミングで思い切りましょう。


□ 物を捨てる!
この機会に本当に必要な物以外は思いきって捨てましょう。(アレックスでは混載ごみとして何でも捨てられます) 2年以上使っていないものは必要の無いものです。歳をとるにつれて捨てにくくなるようです。必要な物だけを持って仮住まいするのもいいものです。


□ リフォームの目的を明確に!
どのような住まい方をしたいのか、何が困っているのか、箇条書きにして優先順位を決めるといいと思います。もちろん予算があることですので。


□ 要望書を出したらあとはプロに任せる!
プロのプランニングを見てから細部を詰めていく。何度でも書き直してくれる業者を選んでください。納得いくまでやりましょう。


□ 予算と希望施工時期は始めに伝える!
あまり予算が合わない場合は計画が無理だったのかもしれません。ある程度は相場というものがあります。あまり無理を言い過ぎると良い業者は早々に切り上げ、仕事があまりない業者しか残らないものです。我々の立場としては大変言い難いことですが、大変重要な事実なのです。