不動産の販売図面を見ていると、「リフォーム済」と大きく書いてあるものが時々ありますが、ここでは、この「リフォーム済」に関して、ちょっと考えてみましょう。
まずは、なぜ、これから他人に売ってしまう物件に対してリフォームをするのかを考えます。いろいろな事情はあるとは思いますが、やはり一番の理由は、「物件が汚すぎて古すぎて見栄えが悪い」と言う事が一番の理由だと思います。購入する方は、リフォームをすれば綺麗になるとは聞いていても、あまりにも汚く古い姿を見てしまうと、「本当に綺麗になるのか?」と考えてしまうものです。この疑いを払拭するために売主がお金をかけてリフォームをする事が多くあります。しかし、ここで注意しなければいけないのが、「他人に売るのに、本気でお金をかける売主がいるのか?!」です。多くの売主さんが考えることは、「どうせ売ってしまうのだから、兎に角お金を掛けずに綺麗にして!」なのです。この指示を受けたリフォーム会社は、当然そのように工事を致します。要するに「見かけ重視のリフォーム工事」です。
「リフォーム済」の物件は、当然リフォーム費用も上乗せされていますので割高です。購入された方は、お住まいになる前に新たに大幅なリフォームをすることはまず計画なさらないと思います。しかし、中途半端なリフォームほど困るものはありません。お住まいになり始めたら、「配管の老朽化で水漏れがした」、「設備の使い勝手が悪かった」、「大きな床鳴りがした。」、などの思わぬトラブルが発生することも多くあります。これらのトラブルの修繕には新たに多くの費用が必要になります。
これらのトラブルに巻き込まれないためにも、「リフォーム済」物件の場合は、どんなリフォーム工事をどのような業者が行ったかを事前によく調べることをお勧め致します。また、同じようにリフォームにお金を支払うのであれば、住む人に合ったオーダーメイドのリフォームの方が当然使いやすく、住みやすい環境を実現できるはずだとおもいます。
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